名古屋ボストン美術館で9月10日~12月11日に開催されていた、「俺たちの国芳 わたしの国貞」展へ行きました。
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今回の展示会はボストン美術館のコレクション内から、歌川国芳・国貞の作品170件を楽しめる全国巡回展です。
音声ガイドのナビゲーターは中村七之助さん。
本展イメージソングはB'z松本孝弘さんの「Ups and Downs」で、作品紹介と共に楽しむことができました。
「俺たちの国芳 わたしの国貞」へ行きました
歌川国芳と歌川国貞
国芳と国貞は1800年前後の江戸末期に活躍していた浮世絵師です。
2人は兄弟弟子でライバルのような存在でしたが、先に人気が出たのは国貞でした。
おしゃれで可愛い?国貞作品
当時の浮世絵は、今でいうところの雑誌やアイドル写真のような存在でした。
美人画や役者絵が得意だった国貞の作品は、当時の女性にも人気が高かったそうです。
実際に今回の展示でも当時の女性に人気があった小物やおしゃれが作品に描かれていて、優しいタッチで可愛らしい作品には女子受けする印象を持ちました。
ダイナミックな国芳作品も魅力的
一方の国芳は、武者絵が得意で大胆な構図やダイナミックなタッチで人気が出ましたが、長い下積み時代もありました。
下積み時代も努力を怠らず筆力を鍛えた国芳は、武者絵のほかにも美人画・役者絵・風景画・戯画と様々な作品を残しています。
また、猫好きとしても有名でかわいらしい猫の絵も多くあります。
国芳の作品はエネルギッシュで力強さを感じるものが多くて、国貞との違いを見ているだけでもとても面白かったです。
もっと知りたい、歌川国芳
これまで「歌川」といえば「広重」が好きでしたが、今回の展示では国芳の絵に好きなものが多くあったので、帰宅後に本を1冊購入しました。
親分肌で江戸っ子気質だったといわれている歌川国芳、まだまだ知らないことが多いので、じっくり読んで楽しみたいです。
歌川国芳「相馬の古内裏」はドラマでも
歌川国芳といえば、2014年には「相馬の古内裏」がテレビ東京のオダギリジョーさん主演ドラマ「リバース エッジ 大川端探偵社」でも印象的に使われていました。
出演者や主題歌も素敵でゆるく面白くて、好きだった深夜ドラマの1つです。
以上、「俺たちの国芳 わたしの国貞」の感想でした。
またどこか出かけたら更新していきます。
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